仏様(ほとけさま)ってなんだろう?

みんなは仏様(ほとけさま)っていう言葉(ことば)を聞(き)いたことがあるかな?

仏様(ほとけさま)って神様(かみさま)とちがうのかな〜?

ふつう、仏様(ほとけさま)っていうとおシャカさまのことを言(い)うんだ。

おシャカさまっていうのは今から2500年ほど前に、みんなが幸(しあわ)せに暮(く)らせる仏教(ぶっきょう)っていう方法(ほうほう)を考(かんが)えて人々(ひとびと)に教(おし)えてくれた人なんだ。

そして、おシャカさまから教(おし)えを聞(き)いた人が、さらに他の人に教えて、その人がさらに次の人に教えて、今までず〜っとその教えが伝(つた)えられてきたんだ。

だから、いまでもお坊(ぼう)さんたちがその教えを守(まも)って、みんなに伝えているんだよ。

仏教(ぶっきょう)っていうのは仏(ほとけ)の教(おし)えって漢字(かんじ)で書(か)くんだけど、つまりは、おシャカさまの教(おし)えっていうことなんだ。

だから、ふつうは、仏様(ほとけさま)っていうのは、仏教(ぶっきょう)をつくったおシャカさまのことをいうんだよ。

でも、いま、「ふつう」って書いたよね。ということはふつうじゃないものもあるっていうことなんだけど気(き)が付(つ)いたかな?

人は死(し)んだらどうなるのかってだれかに聞(き)いたことはないかな?。そんなときになんてこたえてくれたかな。「お星様(ほしさま)になったんだよ」とか「ほとけさまになったんだよ」っていわれなかった?。

仏様(ほとけさま)っていうのは仏教(ぶっきょう)をつくったおシャカさまのことをいうんだけど、実(じつ)は死(し)んだ人のことも仏様(ほとけさま)っていうんだ。

どうしてだろうね。

人は死ぬと仏様(ほとけさま)のところにいくんだけど、仏様は、いつでもみんなが幸(しあわ)せに暮(く)らせるように見守(みまも)っていてくれているんだ。そして、みんなのおじいちゃんやおばあちゃんのさらにおじいちゃんやおばあちゃんたちも、仏様といっしょに、じぶんの子供達(こどもたち)や孫達(まごたち)のしあわせをいつも願(ねが)って、みんなを見守(みまもって)っていてくれているから仏様とおんなじなんだ。

だから、死んでしまった人のことを仏様ってよぶんだ。
わかったかな。

そして、ほかにも仏様はいるよね。
そう、お寺にいくとたくさんの仏様がいるんだ。もちろんおシャカさまもいるけど、おシャカさま以外(いがい)の仏様もいっぱいいるよね。

これは、なんでかっていうと、じつは仏様はみんなを見守(みまも)って助(たす)けるために、いろいろな姿(すがた)に変身(へんしん)してくれているんだ。だから本当(ほんとう)は仏様は一人(ひとり)なんだけど、いろいろな姿(すがた)に変身(へんしん)しているから、たくさんの仏様がいるようにみえるんだ。

わかった?。

もっとむずかしいはなしもあるんだけど、今回はこのくらいにしておこうね。
それじゃ、つぎのおはなしをたのしみにしていてね。
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